環境保全活動通して築く、人と自然のハーモニー

環境カウンセラーズ京都は、人と人との絆を深めながら、日本の環境活動をリードしていきます!

森の整備

当NPOの活動の大きな一つが、環境保全の活動です。その活動の代表的な取り組みが、森林の整備・再生です。
現在重点的に取り組んでいるフィールドが、南山城村野殿地区の野殿の森フォレストパークとなります。

森の整備の流れ

5Haの広大な野殿の森は、戦後すぐに植林されたスギ、ヒノキの針葉樹の森です。植樹されて以降、ほとんど手つかずの森で、森内は、間伐も十分ではなく、鬱蒼としたくらい森が続いています。スギ、ヒノキは、成長も不均一であり、下草も殆ど生えていない状態でした。

5年前に、森の所有者からの依頼にこたえる形で、NPO法人環境カウンセラーズ京都が、整備に取り掛かりました。これまでに、1.4Kmに及ぶ幅3mの林道を造成し、バイオトイレを自作し、電気を引き、井戸を掘削しました。その他、備品としてチェーンソー等の工作用具や、自炊道具、工作道具、さらには、森の中心に、キッズステージ、ビオトープも作成し、テント等も備えてきました。森には、鳥の営巣を手助けする鳥箱や自生している植物を紹介する案内板等の充実も図りました。

将来は、森の一角にキャンプ地を設け、自炊、宿泊もできる森のリゾート的な役割を持たせるべく、準備も着々と進めています。 写真は、これまでの5年間の森の整備の一端を紹介するものです。


Step1.間伐前、側道となっている東海自然歩道より森を覗く

Step2.広葉樹林と針葉樹林帯の境目に林道設置

Step3.針葉樹林帯の獣道を林道に拡張

Step4.谷筋の一角を、子どもステージと休憩広場スペースとした

Step5.東の陽光が射す松茸自生の丘に林道とバイオトイレを設置、電気も引く